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唇が腫れた原因

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  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後に美里康人により4年前に更新されました。
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  • #818 返信
    美里康人
    キーマスター

      初めまして、ローズさん。
      返信が大幅に遅れてしまい、まことに申し訳ございません。
      もしも既に解決なさっておられるようでしたら、お許し下さいませ。

      早速、ご質問にあるトラブルの要因についてです。
      成分を拝見する限り、いくつかの原因が考えられるのですが、特定は難しいかもしれません。
      あくまでも可能性というだけで、ご承知おき下さいませ。

      それと、トラブル原因である商品を特定したい場合、他のケア製品の影響を必ず排除した状態でテストしてみる事をご確認下さいね。
      (既に行っておられるようでしたら、お許し下さい。)

      さて本題ですが、可能性のありそうな成分をあげてみます。

      1.防腐剤
      安息香酸Na:昨今日本の化粧品ではほとんど使われない防腐剤で、パラベンなどに比べて少し防腐効果の強い成分になります。

      2.合成系増粘剤
      PEG/PPG-25/30コポリマー:配合目的が増粘か、結晶化対策かは分かりませんが、この種類のポリマーは精製度によって微量の低分子エチレングリコールやプロピレングリコールが残留している事があります。
      このポリマーそのものには問題はないのですが、昨今はあまり使用される事のない素材につき、残留不純物の可能性は捨てきれない、といった感じでしょうか。

      3.泡立ち補強・pH調整剤
      コカミドDEA:ヤシ油脂肪酸のジエタノールアミン塩ですが、スキンケア洗浄料にはあまり使われない成分なので、懸念されます。
      特に、目に入ると痛みを感じるかもしれません。
      メインの洗浄剤はアミノ酸系で安全なのに、ちょっと残念なところです。

      4.アミノ酸系洗浄剤
      ココイルグルタミン酸TEA:基本的にアミノ酸系の洗浄剤は非常に安全性が高く、刺激もあまりない洗浄成分なのですが、この「グルタミン酸系」の洗浄剤は歴史の古い素材で、まだまだ課題の多かった洗浄成分です。
      その課題というのは皮膚への残留性で、安全性の反面、すすぎをしっかりとしないと皮膚に残留しやすいという欠点がありました。
      すすぎの時にヌルつきがなかなか取れない、といった感じがなかったでしょうか。
      もしそうだとしたら、可能性は否定できません。

      ちなみに、「グリシン系」のアミノ酸系洗浄剤は、その辺りが改善された新しいものですね。

      長くなりましたが、気になる点としては以上の4点で、特に1番最初の問題が可能性が高いといったところでしょうか。

      参考になればと思います。

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