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アルカリ電解還元性イオン水について

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  • #436 返信
    beek labo
    キーマスター

      みらいさん からの書き込み(旧BBSより)

      初めて質問させて頂きます。
      使用されている「水」についてですが、完全無添加化粧品のエーゼントネットさんのスキンケア商品「シンセリティー」で使用されている、「高機能電荷水」と、「アルカリ電解還元性イオン水」は、同じものでしょうか?

      「高機能電荷水」=アルカリ電解水=超電解水について、下記のような意見があり、不安になり質問させて頂きました。

      『元は水で電気分解することで得られる強アルカリ水。
      お掃除用には多く使われていて、油汚れがよく落ちます。
      浸透性も良いので、お茶葉は直ぐに色濃く付いてきます。
      舌に触れるとピリピリと刺激があります。
      電気分解の具合でアルカリ性の強さは変わってきます。
      アルカリ性が強いので菌は繁殖できませんし、たんぱく質を溶かすので、皮膚は柔らかくなります。
      とても良いような感触ですが、繰り返し使うことでピーリング作用が
      出てきて問題が起きるのではないかと気になります。
      美肌の湯といわれる温泉もPH9などのアルカリ性ですが、それよりも強いアルカリです。
      アルカリ性の強い水には使われる成分は限られます。
      自ずとシンプルな処方にするしかないですね。』

      区別がまったく分からない素人ですし、大変失礼かとは思いますが、「電解還元性イオン水」を毎日使用しても安全でしょうか。

      というのも、前日「シーボン化粧品」の肌診断で、肌のキメが全く無く、毛穴に汚れが詰まっていて、60代~70代の肌と診断を受けたので、これ以上、悪化させたくないと思っています。

      現在、無添加化粧品もオーガニック化粧品も高機能化粧品もすべてが、怖くて何も肌につけられずにいます。

      どのようスキンケア商品が良いのかも教えて下さい。

      #438 返信
      美里康人
      キーマスター

        みらいさん、初めまして^^
        当掲示板をご利用下さり、ありがとうございます。
        何かのスキンケアの助力になればと思います。

        さて、お教え下さった商品のサイトを拝見致しました。
        こちらの高機能電解水は、いわゆる「アルカリ電解還元イオン水」と同じ原理と考えて良いでしょう。

        ようは、食塩などの塩(えん)を加えた水に電気を通し、+側が酸性水、-側がアルカリ水というのが基本原理ですから、ここさえ確認すれば同じかどうか判断できますね。

        ただし、品質が同じものかどうか、そしてアルカリの強さがどうかは個々の製造技術とノウハウで異なりますので、同じではありません。
        (※この部分は特許技術なので、これ以上説明はできませんがご了承下さい。)
        ただ、弊社で開発した化粧品に使われている「AI-100」は違う名称で雑貨でも販売されていますので、同じものはみつかると思いますね。
        化粧品としてどこまで技術を訴求しているかどうか、どういった成分を配合しているかどうかが処方技術の違い、というだけです。

        それともっとも違いがあるのは、その水の配合量です。
        例えば、アサヒ飲料さんで大ヒットしている「アクアレイナ」は、この水を極微量しか配合していませんので、弊社の「AI-100」(アルカリイオン水100%)の認証マークは付与されていません。

        次いで、以下の説明文についてです。

        >『元は水で電気分解することで得られる強アルカリ水。
        お掃除用には多く使われていて、油汚れがよく落ちます。~<以下略>

        これを書かれた方は、酸とアルカリの化学について全く知識がない方だというのが分かります^^;

        もちろん、こうしたアルカリ電解水が電子部品や工業用途で洗浄に使われているのは間違いありません。
        ただしそれは、水なのにそれだけの機能を持っているという証明であって、浸透性とイオン力が強い事を示しています。
        なんら隠す事でもないですね^^

        で、この方が化学を理解できていないのは、「塩基性」と「アルカリ性(pHが高い)」を一緒にしてしまっている点です。
        例えば、酸性の方で分かりやすい例をひとつ書いておきましょう。

        皆さんが「強くて怖い酸」としてよくご存じなのが、「硫酸」や「塩酸」ですね。
        これらは、お肌に付着すると大やけどを負い、皮膚が焼けてしまう強い酸で、もちろん化粧品に使う事など絶対にありません。
        そして、pHは「1~2」です。

        対して「弱くて安全な酸」として代表的なのが、「クエン酸」ですね。
        でも、こちらも1%も水に溶かせばpHは「1~2」です。
        そして、化粧品どころか飲料水にも酸っぱさを加味する素材として普通に使われています。

        はてさて、pHは同じなのになぜ「怖さ」が違うのでしょうか?
        お答えは、「pHの値と酸・アルカリの強さとは関係はない。」からです。

        つまりアルカリ電解水の「pH12」は、石鹸の手作りなどに使う強いアルカリ「水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)」などの強いアルカリ物質を配合してアルカリ性にしているのではないため、pH12であっても人に対して全く無害なのです。
        なので、『pHは高いけれど、弱いアルカリ』というわけです。

        この「怖いアルカリか、怖くないアルカリか?」は、化学の世界ではpHではなく「塩基性の強さ」で表します。
        これが明確に理解できる方法としては、弊社の化粧水や洗顔フォームを目に入れてみればすぐに分かりますね^^
        ピーリング効果があるほど強いアルカリなのであれば、目に入れれば目が潰れてしまいますが、「AI-100」は多少違和感が生じるだけで、痛くありませんから。
        つまり、目の粘膜に触れた瞬間にpHは中性に戻されてしまうわけです。
        海水でもしみる眼粘膜でも、このアルカリ水はほとんど影響を及ぼしません。

        ですので、全く心配の必要はありません。

        最後にケアドバイスです。
        シーボンさんの化粧品の良し悪しは私は言えませんが、肌診断については疑問があります。
        こちらの肌診断が専門的だとは思えませんし、その診断が正しいとは考えにくいです。(営業トークでは?)
        例えば『肌のキメ』にしても、実はDNA因子が関わっている事が多く、生まれついて皮溝が浅く皮丘の起伏が高くない方も多いですから、キメが少ない=悪いとは言い切れません。
        これらは、皮膚の他の部分と比較して損傷してしまったものなのかどうかを判断基準としなければなりません。

        私の立場は、こちらの掲示板でも@cosmeでも一切のオススメはしておりませんので商品を挙げることはできませんが、オーガニックや無添加といったチープなコスメに走るより、一度大手ブランドの低リスクシリーズ(例えば、資生堂なら”dプログラム”)に変えられてはいかがでしょうか。
        チープなコスメは当り外れが大きいので、今の心理状態では判断がし難いかと思います。

        ご参考になれば幸いです。

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