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化粧品情報の真偽について

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  • #733 返信
    beek labo
    キーマスター

      さん からの書き込み(旧BBSより)

      こんにちは。

      化粧品についての質問です。

      ある時化粧品について検索をしていると、

      「美容業界は真っ黒。わざと高刺激、脱脂力の強いものを作り、肌の調子を崩させ、スキンケア用品を買わせようとしている」

      という記事があったのですが、

      本当に、そうなんでしょうか。

      結構人気のある方のブログなのですが、

      その方は石鹸も否定されており、化粧品業界の

      始まりが嘘だった、と言っておられました。

      確かに私も牛乳石鹸で体を洗っていますが、

      敏感肌ではないけれど足がガサガサで、

      ボディクリームが欠かせません。

      また、脱脂力、高刺激のものが肌に悪いのであれば、

      普段からすべて敏感肌用の弱い洗剤に変えたほうが良いでしょうか?

      すみませんが宜しくお願い致しますm(_ _)m

      #735 返信
      beek labo
      キーマスター

        Eさん からの書き込み(旧BBSより)

        こんにちは。
        以前からこちらで勉強させていただいていたのですが、よろしければ代わりにお答えします。

        「薬事法」という法律をご存知でしょうか。
        数々の研究の集大成といっても過言ではないこの法律や関連通達のおかげで、日本の化粧品・医薬品のレベルが保たれています。

        高刺激・高脱脂というのは洗浄剤のことを言われていますか?
        洗浄剤ならば、商品によって洗浄力が違うのは当然といえます。
        皮脂分泌が多い方も少ない方もいらっしゃいますから…。
        私たち消費者の、最低限の選択知識も問われますね。

        石鹸についてですが、高脱脂・高刺激です。
        アルカリ性であり、皮膚にも優しくないと判断できます。
        敏感肌用というより、脱脂力を落としたものを選択した方がいいでしょう。

        #736 返信
        美里康人
        キーマスター

          こんにちは、美里です。

          E様が非常に良いアドバイスをコメント下さったので、私は違う側面から些少のフォローだけとさせて頂きますね。

          この情報氾濫時代、ちまたには以下の現実が横たわっていて、こうした環境にさらされている私達は、常にそれを精査する能力を身に着ける事が求めらています。

          1.アンチ思想で差別化
          今の時代、人と同じような理論や倫理を表に出しても、他人には見向きもされません。
          それほど情報が過多だからです。

          つまり簡単に言うと、「目立たない」という事ですね。

          という事で

          ・目立ちたい
          ・有名になりたい
          ・人を集めたい
          ・インターネットでアクセスを稼ぎたい
          ・お金儲けをしたい

          こうした人達は、他と反意にある理論をぶち上げる事で目的を達成しようとする考え方です。

          2.危険商法
          食も含め、あらゆる市場の商品の安全性が声高く叫ばれる、そして問題となるにつれ、「危険商法」なるカテゴリーの悪徳商法がちまたに拡散しました。

          食品で言うところの食品添加物、そして化粧品で言うところの防腐剤や界面活性剤といった素材が、ターゲットにされました。
          そして、合成成分。

          いずれもしっかりと手繰っていくとなんら根拠やソースが得られないのがほとんどで、つまりは消費者の不安を煽って商品が安全だという事を訴える事で自社の商品などが良いものというイメージを作る商法、つまり作戦というわけですね。

          昨今では、社会問題として政府も能動的にこうした商法に引っ掛かられないように、詐欺行為として警鐘を鳴らしています。

          これはカタチある商品だけでなく、雑誌や書籍といった分野にまで広がり、さらに言うと理念を打ち出す事で自分自身のメディアへの宣伝に遣使われたり、さらにはブログやHPで単に注目を浴びたい・ランキングを上げたいといった単純な素人発想で使われる事も多くなりました。

          最近では、芸能人がこれで成功している連中もいるようですから、いわゆる真似事といったところでしょうか。

          最後に、以前から時々書いてきていますが、こうしたガセ情報を精査をする方法があります。
          それは、その理論の根拠やソースを手繰っていく事です。

          例えば「界面活性剤が怖い成分だ」と書かれてあったとしましょう。
          これについて

          ・生体学的・皮膚科学的に、どういうメカニズムで影響を及ぼすのか?
          ・界面活性剤といっても非常に多種にわたっているので、具体的にどういいう化学構造の界面活性剤が悪いのか? そしてその根拠たる要素は?
          ・学術データのソースが示されているか?
          ・どの程度の量・濃度から生体に悪影響を及ぼすのか、数値レベルでの情報は?
          ・その書いている方に本当に専門的な知識があるのか、職業や学識を調べる

          こんな事を申し上げるのは気が引けますが、プロとして一応これで飯を食ってますのでお許し下さい。
          申し訳ないですが専門の勉学も受けていない方にこのような知識があるわけがありませんので、そうした事からも信憑性はうかがえると思いますよ。

          得てして根拠をしっかりと知る人間は、全てを否定しないのが通例です。
          なぜなら、善悪の見極めがきちんと正しくできるから、です。

          失礼がありましたら、お許し下さいませ。

          美里

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