こんにちは!
本日、美里所長さんがお客様向けに勉強会をされて
その時に使用した浸透力比較テストのアイテムを片付けようと思ったのですが。。。ふと感じたことがあります。
ファンデーションのパフに、「浸透力が良いといわれている水」と「一般的な精製水」を滴下して、
浸透力を視覚的に見せるためによく使われる実験があり、今回はそれをやってみて、
上記の写真は、それぞれの水を滴下4時間半後の様子をパシャリとしたものです。
滴下直後は、2つの水滴があったのですが、写真の左側に濡れた後があるのは、「浸透力が良いといわれている水」を滴下した部分です。
滴下1~2分程度で、浸透しきって水滴は見えなくなりましたが、
「一般的な精製水」の方は、四時間半経っても、表面張力が頑張って仕事をしているのか水滴をキープしたままです。
この様子を眺めていると、化粧品には「水」は欠かせない基材で、
よほど水にこだわりを持った製品じゃない限りは、水は精製水を使用するのが一般的なので、
何の工夫もなく配合するだけなら、非常に浸透の悪い化粧品ということになるよなぁと感じました。
だから、界面活性剤やエタノールなどで無理やり肌になじみやすくしてみたり、
様々な浸透技術を研究して、各化粧品会社さんは、より良い商品開発をされていらっしゃいます。
「化粧品の浸透技術」を常に意識しながら化粧品を使う・・・なんて人は稀だと思いますが、
手作りコスメやチープコスメと、高付加価値のコスメとの違いの1つは、浸透技術でしょう!
市場にあふれる化粧品は玉石混交。
こんな風にちょっとした工夫で、ユーザーさんでも簡単に見分けることができたらいいのになぁと感じた美育Laboのゆっきーなのでした。