こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、前回、美育Laboの掲示板「美容レスQ」のことを紹介しましたが、
「敏感肌のメイク落とし」という書き込みの返信の中に
“エステル油”というワードが出てきましたね。
一般ユーザーの方には、あまり耳なじみのない言葉だと思うので
『BEAUTY WORD』製品科学用語編 よりご紹介です。
BEAUTY WORD 製品科学用語編 (2007/10) 霜川 忠正 |
<エステル>
アルコールと酸との脱水反応で生じる化合物のこと。
酸の多くはカルボン酸(-COOHであらわされる原子団<基>をもった化合物のこと)です。
<エステル油>
エステルオイルは、酸とアルコールを反応させ
水を分離して生じる有機化合物です。
酸としては、脂肪酸、多塩基酸などが、
アルコールとしては、低級アルコール、高級アルコール、多価アルコール、環状アルコールなどがあります。
それらの組み合わせによるエステルオイルは多数あるが、
化粧品に使用されるエステルオイルは比較的限られたものです。
ちなみに、化粧品原料として最も多く用いられているのは、
高級脂肪酸と高級アルコールのエステルです。
エステル類は、一般に化粧品の油相中に配合することにより、
製品に油ぎった感じを少なくしたり、
また植物油と鉱物油のように混ざり合わない成分の混和剤としても用いられます。
さらに、染料や香料、ビタミン類などの溶剤としても用いられるほか、
湿潤剤、増粘剤、可塑剤、あるいは不透明化剤として広く用いられています。
何だか説明を読むと難しい気がしますが、
例えば、
・イソステアリン酸イソステアリル
・オレイン酸デシル
・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
などの成分名は、見たことはありませんでしょうか!?
効果成分以外の化粧品成分には、
あまり興味のない美育Laboのアシスタントゆっきーでした。